昨今、アップルウォッチやフィットビットなどスマートウォッチの勢いがすごいですね。時計業界において、アップルウォッチは2016年の売上高60億ドル(6,600億円)を記録し、ロレックスの売上高50億フラン(5,500億円)を上回りました。アップル社のティム・クック氏は2017年に「アップルウォッチが世界のシェアで1位となった」と明言し、2018〜2019年も順調に出荷台数を伸ばしシェアを拡大しています。
価格層やターゲットは違うものの時計業界の中でアップルが1位になった事実は新しい時代を感じさせる出来事で、確実に消費者の腕時計に対するニーズは変わってきています。
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機械式時計とスマートウォッチの消費者ニーズの違い
しかしながら、アップルウォッチが世界のシェア1位になっても、そもそも機械式時計(スイス時計など)とスマートウォッチはマーケティング戦略が全く異なると考えられるので、比較することは難しいと思われます。
例えば、機械式時計とスマートウォッチを着けるシーンや使い方などのニーズを比較してみると前者は機能性や利便性よりもドレスアイテム同士の相性や印象、ブランドの歴史・個性、時代を超えて愛することができる普遍的なもの、上質さ、道具的な要素を持つ男らしいもの、などが求めているのではないでしょうか。
一方、後者ではスイス時計などよりも多機能、低価格、デザインの良さ、電子マネーなどの決済機能、健康管理などの利便性が求めていることが考えられます。
つまり、機械式時時計の購入を考えている人のニーズはステータスや自己満足にあるのではないかと考えます。またスマートウォッチの購入を考えている人のニーズは実用性や機能性重視で日常の健康管理などの目的にあるのではないでしょうか。時計といってもさまざまであり、どちらが良い、悪いではなく個々のライフスタイルに合った時計を選んだり、シーン別に使い分けると良いでしょう。
腕時計をつけた手元は口ほどにモノを言う
しかしシーン別に使い分けると言っても問題になるのは費用。機械式腕時計とスマートウォッチの両方を買うと出費は嵩むので、できるだけ一つに絞りましょう。
30代、40代ともなると後輩や部下も増え、顧客と接する機会やプレゼンテーションの機会も増えます。「人に見られる」ことが多くなったと感じ、「そろそろ一生ものの時計でも着けてみようか」と考えが頭の中を過ぎる人は多いはず。
ビジネスにおいて、スイス時計との一体感ある着こなしは、画一的なビジネススーツにも個性を与え、相手にも自身を強く印象づける武器になると言われていますし、それでいてプライベートスタイルにも着けれて程よい遊びと品を添えたいと考える方が多いのではないでしょうか。
昨今はスーツだからといって、3針革ベルトのドレス時計だけを合わせる時代ではなくなってきていることからもオン・オフ毎日着けられて、なおかつ女性にも好印象を与える時計を賢く選びたいですね。
そこで今回は一生もののオン・オフ着けられる時計をご紹介します。
hanahanaが選ぶ一生もののオン・オフにつけたい腕時計
ロレックス サブマリーナデイト 116610
1905年に創業したスイスの時計メーカー。腕時計の歴史を創り上げてきたロレックス。ロレックスを、スイス時計の世界最高峰ブランドという現在の地位に押し上げた理由として、腕時計の機能性に関するロレックスの偉大な功績があげられます。それが、「デイトジャスト機構」「オイスターケース」「パーペチュアル機構」という3つの発明。これらの発明は、腕時計の歴史を動かす画期的なものであり、腕時計の可能性を大きく開拓したものだといえます。
『サブマリーナ 116610−LN』はサブマリーナ の中でも定番的モデルとして根強い人気があるモデルです。特色であるブラックダイアルは変色しにくい18ctゴールド製アワーマーカーを採用しています。視認性が高く、長い年月を経ても色褪せない、手作業の文字盤です。ブレスレットは耐久性が高いオイスターブレスレットを採用しています。しかし堅牢なだけでは無く、快適な着用性を持ちウェットスーツの上から装着しても着用感が良いことが特徴です。高精度の時計だけに与えられる、「スイス公認クロノメーター検査」に合格した「キャリバー3130ムーブメント」はロレックス独自に開発した物です。海中での温度変化や衝撃にも強い耐性を発揮します。オイスターケースは牡蠣(カキ)貝の殻を模倣したケースで密閉度が高く、海水の侵入を防ぎ、ムーブメントを守ります。
https://www.thewatchcompany.co.jp/サブマリーナー-デイト-ブラックステンレスオイスター-ø40mm-116610-ln.html
ダイバーズウォッチの代名詞サブマリーナは前世代より大きなデザインの変更はありませんが、現在でも絶大な人気をほこります。無骨な印象はビジネススタイル、カジュアルスタイル問わずつけることができるのでおすすめです。初めての一本はブラックをチョイスしましょう。
IWC ポルトギーゼ IW371605
1868年、スイス チューリッヒ近郊のシャフハウゼンにて「インターナショナル・ウォッチ・カンパニー」を創業。現在のブランド名は頭文字をとって「IWC」とシンプルになっています。どのコレクションにも共通する端正な面持ちと確かな技術はパイロットウォッチとして英国空軍に採用されていました。また通常の時計メーカーは生産が終了するとしばらくして修理を受け付けしてもらえなくなりますが、IWCは「永久修理」を掲げており、末長く使用することができます。
1868年、スイスのチューリッヒ近郊シャフハウゼンにて、ボストン出身のアメリカ人時計師フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズ氏がIWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)を創立しました。アメリカ人特有の開拓者精神を深く根ざして製作されたため、一般的に「質実剛健」なイメージがある高級腕時計です。
IWC最大の魅力は、徹底した「職人魂」がこもった作品であるからです。その特徴は「1868年の創業以来に製造されたどんな時代の時計でも、修理やメンテナンスを受け賜ります」と宣言し、行っていることで十分に分ります。同じように「期間の設定なし」に古い時計の修理受付を行っているのはパテックフィリップ、オーデマピゲなど錚々たるメーカーの一部のみです。この姿勢こそ「超一流の職人魂」がこもったIWCのヴィンテージも人気がある理由と強く頷けるところです。
IWCモデルの顔ぶれはポルトギーゼ、パイロットウォッチ、ポートフィノなどがあり、そのなかでも「ポルトギーゼ」は多くの方々が憧れる、洗練された人気の代表モデルです。そのポルトギーゼには定番のクロノグラフ、定番をランクアップしたオートマティック、スポーティな仕様のヨットクラブ、IWC製ムーブメント搭載の新モデルのクラシック、ロングパワーリザーブ仕様の手巻式ハンドワインドなどがあります。特に「ポルトギーゼ・クロノグラフ」は、1998年の発売以降IWCの最も人気のあるモデルで言って過言ではありません。
端正な面持ちで、ビジネスシーンで着けることがメインになりそうな印象ですが、白文字盤は社外品のベルトを使うこともできるので、カラーを変えるなどしてバリエーションを増やすことができます。そのためビジネスシーンは純正のレザーベルトを使用し、プライベートでは社外品のベルトを使いカジュアル感を出すことも可能です。
https://www.thewatchcompany.co.jp/iwc/ポルトギーゼ/
私はロレックスヨットマスターとIWCポルトギーゼを所持していますが、日常的につけやすいのはポルトギーゼです。なぜなら白文字盤だとシックな印象で大人の雰囲気を演出してくれるので仕事でもつけやすく、またパーティスタイルの基本にもなっているから自然とつける頻度は増えます。そしてプライベートではベルトを社外品に換えることでカジュアル感を演出してくれるのでとてもお洒落でセンスよく見えてしまうのです。また価格的にもロレックスのサブマリーナ よりは安価ですので初めて購入される方には、ぜひお勧めしたい一本です。
タグホイヤー モナコ キャリバー11 クロノグラフ CBL2111.FC6453
150年以上の歴史ある時計メーカー。1916年には世界で初めて100分の1秒単位で計測できる機械式ストップウォッチを発表するなど、その功績が高く評価されオリンピックの公式計時も担当するようにもなり、その名を歴史に刻んだ発明となりました。また時計の信頼性からモータースポーツなどにも採用されるなど数々の功績を残しているブランドです。手の届きやすい価格は魅力で、入門機におすすめです。
タグホイヤーといえば、高級腕時計のメーカーの中でも常にトップレベルの人気で知られています。日本でも既に多くのユーザーに愛用されており、その数は増加中です。数多く存在する高級ブランドの中でもタグ ホイヤーが選ばれるのは、そのエレガントでスタイリッシュな出で立ちだけが理由ではありません。使う人を納得させるだけの機能性の素晴らしさにも起因しているといえるでしょう。各シリーズによっての違いもありますが、生活防水になっていることはもとより、対衝撃性にも優れています。たくさんの人気シリーズを世に送り出してきたタグ ホイヤーですが、モナコシリーズもその一つです。腕時計ファンならば知らない人はいないと言っても良いほどの知名度を誇ります。どことなくクラシカルな見た目でありながらも、文字盤やムーブメントにはトレンドを意識した製法が施されています。ケース本体はポリッシュ仕上げに加え、クリスタルにもサファイアが採用されるなど贅沢なつくりも特徴です。
https://www.thewatchcompany.co.jp/cbl2111-fc6453.html
ドレス感のあるカジュアルスタイルはもちろんミリタリーのトレンドがつづくストリートスタイルとも相性は抜群ですが、ビジネススタイルも許容するのがモナコの懐の深いところ。ジャケットにショーツという“変化球”にでさえ好相性を見せるのは、ファッションアイテムとしての万能性を証明していると言えるでしょう。
さて今日は3大ブランドのうち、オン・オフ共に着けられる時計をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
これまでに3万円や5万円もかけて購入した時計が、数年後には故障して直そうと思ったけどメンテナンスが終了して直らない。飽きてしまったからと使わなくなったりしたことはありませんか?・・・とてももったいないですよね。
ここで紹介した3大ブランドはほぼ一生もので資産にもなります。5万円の時計を定期的に買い換えるのであれば、初期費用はかかりますが、年単位で考えればそこまで高い買い物ではないと思いますので検討してみる価値はあります。
しかし、もし高級時計を買おうかなとなると、どこで買えばいいのだろうと迷いますよね。
そこで購入時に気を付けたいことと、おすすめのショップをご紹介します。
高級な時計やスイス時計を買う時の注意点とおすすめの腕時計専門店
高級時計やスイス時計を買う時には気をつけたいことがあります。それはロレックスなどの高級機には数多くのコピー商品が出回っているということです。昨今は税関で厳しく取り締まわれているようですが、それでも国内に流通しています。素人ではなかなか見抜けない精巧な作りのものまであるので気をつけたいものです。
実店舗での購入はわりと安全ですが、特にネット通販などで実機を確認できずに購入する際には気をつけなければなりません。どうしてもネット通販で購入しなければならない場合には、販売実績があり、かつ信頼のおけるショップでの購入が安全・安心です。
そこで当サイトがお勧めするショップをご紹介します。
扱うスイス時計も豊富で、時計の知識に豊富なスタッフが揃っているので、相談しながら安全に安心して購入できると思います。また店舗独自のルートで直接買い付けをしているので、高品質な商品を安く手にいれることができるかもしれません。
お近くの方は、実店舗にて実機を確認し相談しながら購入することも可能でしょう。
これから時計を購入したいと考えている方は、ぜひTWCで相談してみてください。きっとお役にたってくれることと思います。
この記事が高級時計を購入する際のお役にたてば幸いです。